ヒットという化学反応

新しい番組について、政策会議が始まる。

視聴者はどんなニーズをもとめているのか。

まず人気のある俳優を使おうとする。その俳優の魅力を引き出す作品を考える。これってどうなのだろう。作品が薄っぺらになって、面白みに欠ける気がする。

今話題の小説や人気アニメそして、人気脚本家の書き下ろし作品等々をぶつけてみるが、一番化学反応が起きやすいのは、共演する俳優陣ではないかと思う。一つのドラマは、オーケストラの演奏に似ている。絶妙なハーモニーが融合して、想像以上の感動を与える。

一人一人が主役である。その人その人の持ち場で生き生きと演じているので、それぞれが魅力にあふれる。結果、ドラマに重厚さが生まれる。

本来主役とか脇役の区別をつけるのは、おかしな話だと思う。すべての役割は同じように重要である。

作品の成功に対する共演者の思いが同じように強く、お互いが妥協を許さないという真剣さは、見てるこちら側にも伝わる。

いくら人気俳優を使っても、展開が想像できてしまうような薄っぺらい作品は最後まで見る気になれない。もちろん確かな演技力も必要である。

私は、コメディが好きなのだが、お笑いの延長のようなのではなく、人生の機微をウィットにとんだ言葉でやり取りするようなドラマ。イマイチ言い難いが・・・。

ちなみに俳優は大泉洋が好きである。

最近のテレビはクイズ番組や情報番組が増え、だんだんインターネット型番組になってきている。イマイチな感じがする。

私は、所さんの番組で「ダーツの旅」のような視聴者参加型のテレビが面白いと思う。作り物でない偶然の面白さがあって、テレビから飛び出したテレビの時代が来るような気がする。

テレビの外にいる人のほうがよほど面白いと感じることがある。作りすぎる手法に飽き飽きしてきているのだ。

これは、私が好き勝手に言っているので、反論も多々あると思われます。

適当に読み流してください。