バナナは好きなのだけれど皮をむくのが抵抗がある。特に青いうちから収穫して店頭に並ぶバナナは、渋いというか、ちょっと表現しにくい感覚がある。せっかくのマイルドバナナが、さび付いた皮で覆いつくされ、うまさが半減する。

出回ったばかりの頃のバナナは本当においしかった。なんでこんなにまずくなったんだろう。熟す前の青いうちに取って製品にするからではないかと思う。全く味見することなく出しているとしか思えない。

ようやく最近気付き始めたのか、改良されてきている。それでも昔の味とは少し違っている。他の果物はどうかというと品種改良が盛んにおこなわれているせいか、甘みは際立ってきている。しかし最近は果物が高級品でなかなか口にできない。其のストレスを果汁グミで補っているが、なんでもコンパクト化されていくという時代の不安感を少し持ってしまう。

これは「どうだ」と言ってモノを売る側は投げかける。それを我々消費者側は選んで買う。最終的に責任は自分たちにある。

売る側は必至だ。あの手この手と知恵を使い企業努力を惜しまない。時にはアウトローなこともやる。それを受ける我々は同じように正しい情報を見極められるように賢さを磨いていかないとだまされて嫌な思いをする事になる。

だます人は悪いと相手側の非を責めてばかりもいられない。自分の身は自分で守らねばならないのだから、ボヤっとはしていられない。